2013年12月2日月曜日

第23回ケアワーク研究大会が開催されました。

11月23日(土)、第23回ケアワーク研究大会が開催されました。
今年のテーマは、「仲間とともに専門的力量を高めよう―現場で生きる研究活動のすすめかた―」。学生・卒業生・教職員など63名が参加し、「実践と研究」について学びました。

最初に、白井舒久(本学名誉教授)より基調報告がありました。
障害者現場の日常にどれほど貴重な研究データが潜在しているか、それらの系統的な積み重ねがどれほど自らを高め自己実現につながるか、実際の資料を使っての報告でした。

働きながら研究するポイント(基調報告)

続いて、代田盛一郎(本学講師)より学童保育文化研究会の活動報告。
卒業生で学童保育文化研究会の東山愛子さんは、「今の子ども達は、・・・なぜ、自分に自信が無かったり、新しいことにチャレンジすることを怖がるのか」と語りかけ、「学童保育での『生活と遊び』」について話題を提供しました。

学童保育の仲間たち
さらに、石田京子(本学教授)よりICF研究交流会の活動報告。
 まずは、ICFとは何か、どのようなツールなのか、実際の活用方法は・・・などの話があり、加えて、まだまだICFが定着していない現状や悩み、そこからの改善について、卒業生の赤木雅一さん、高目智史さんより、実践報告がありました。

職場の悩みを力に変えよう

 最後に、現場の実践を研究に生かそう、そのために本学の教員と卒業生で積極的に研究会活動をしようとの呼びかけがありました。
(研究会活動についてのお問合せは、本学福祉実践研究センターまで)。

熱心に聞き入る参加者


2013年10月31日木曜日

「死ぬまでさびないからだと脳をつくろう」第3回市民公開講座開催

「死ぬまでさびないからだと脳をつくろう」
―2013年度第3回(通算26回)市民公開講座が開催されました

10月27日(日)午後2時より、2013年度第3回(通算26回)の市民公開講座が開催されました。
テーマは、「死ぬまでさびないからだと脳をつくろう」。
講師は、本学・石田京子教授です。参加者は、40人。

講義は、わかりやすいイラストのついたスライドで。

石田京子教授は、長年、看護師として病院に勤務した経験があり、加えて自身も脳の出血で入院・手術を経験し、職場復帰をしました。そんな経験から、「人間のからだも脳も、さびつかないようにしないと・・・」という今回のテーマになりました。

講義では、高齢者を「円熟」ととらえ、〈良き分別は老人に問え〉、〈医者と味噌は古いほど良い〉、〈老樹根多し、老人識多し〉、〈亀の甲より年の功〉などのことわざを紹介。「高齢者自身が持つ知恵や経験を生かし、人生の師としてしっかり長生きしましょう」と呼びかけました。

最後に「大人のラジオ体操」。ラジオ体操の正しい方法や姿勢などのポイントを押さえながら、音楽に身体をのせて、1・2・3・4。からだも脳も、こころもほぐれたひと時でした。

講師が使用した主な参考文献。からだも脳も毎日きちんと使いましょう。

講座風景。机やイスの間を広くとって、からだを動かせるようにしました。

2013年10月4日金曜日

第8回 実習施設(保育所)指導者懇談会を開催しました


この懇談会は、実習施設の方に来学いただき、実習内容や実習生に関することについて、連携と共同をすすめるために開催しています。「実習を軸に現場に貢献できる人材を育成する」という本学の保育士養成教育の方針に則って行っているもので、今年で8回目を数えますが、本学の教育の大きな力となっています。

秋葉英則学長の「実践力を育てる」と題した講演の後、3つのグループに分かれて(1)1年次実習について(2)2年次実習について(3)その他~実習生を受けて感じられたこと~等をテーマとして、意見交流会を行いました。ご参加の皆様には、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

2013年9月10日火曜日

2013年度第2回市民公開講座が開催されました


 9月7日(土)午後2時より、2013年度第2回(通算25回)の市民公開講座が開催されました。

 テーマは、「“気になる子ども”も一緒に育つ ~発達障害を持つ子どもの保育・教育~」。

 講師は、本学の野村朋准教授です。参加者は、68人。今、注目の話題だけに、保育所、幼稚園、小学校関係者をはじめ、多くの市民のみなさまが参加されました。また、本学卒業生も、現場の悩みを抱えながら、なんとか子どもたちに適切にかかわりたいと話を聞きに来ました。

 発達障害を持つ子どもの多くは、本人の性格や親の育て方の問題、保育者・教師の力量不足ととらえられ、こじれてしまうことも少なくありません。

 また、虐待やネグレクト(育児放棄)など不適切な養育を受けた子どもの行動特徴と共通する部分もあり、確定診断は容易ではありません。そうしたなかで、子どもたちと保育者・親・まわりの子どもたち・大人たち・社会が決して否定せず、理解しながら、その子の発達に応じたかかわりを持つことが求められています。

 今回の講座では、「発達障害」とひとくくりにされる子どもたちの事例をひとつひとつ丁寧に説明しながら、知的能力の発達と自閉的傾向との関係などを説明。質問も多数出されました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

2013年8月28日水曜日

市民公開講座のお知らせ 「気になる子ども」も一緒に育つ

「気になる子ども」も一緒に育つ ~発達障害を持つ子どもの保育・教育~

市民公開講座はどなたでも参加できます。ぜひ、お越しください。


2013年度の市民公開講座はこちら



2013年6月18日火曜日

2013年度第1回(通算24回)市民公開講座が開催されました

 6月15日午後2時より、2013年度第1回(通算24回)の市民公開講座が開催されました。

 テーマは、「登校拒否・不登校支援の現状とこれから~教育・福祉両面からのアプローチを考える~」。講師に、福山平成大学准教授、中原大介先生をお迎えしました。今回の参加者は、25人。当日は雨脚が強く、参加を見合わせてしまったという方も・・・。


 さて、「登校拒否」、「不登校」という言葉にも歴史があり、時々の社会情勢によって、解釈にも対応にも差があったようです。何か、暗いイメージを抱きがちな言葉や現象ではありますが、今日では、こうしたことを家庭や個人の問題だけに帰する傾向や、学校教育だけを問題視する傾向もなくなりつつあるようです。

 今では、「ニート」、「ひきこもり」、「発達障害」といった言葉や現象とつながりながら、広く社会参加の在り方として考えられるようにもなってきました。世間の理解と社会的な支援の継続が徐々に芽生えはじめ、支え合いの地域ネットワークも形成されつつあります。

 参加者のみなさんからは、さらに踏み込んだ内容で、第2弾、第3弾の講座を開催してほしいとの要望が寄せられました。

次回の市民公開講座は、9月7日(土)です。ぜひ、ご参加ください。
詳しくはこちら

2013年5月27日月曜日

市民公開講座のお知らせ 登校拒否・不登校支援の現状とこれから

登校拒否・不登校支援の現状とこれから~教育・福祉両面からのアプローチを考える~

市民公開講座はどなたでも参加できます。ぜひ、お越しください。



2013年度の市民公開講座はこちら。